フォアグラについて考える

結婚式やフレンチレストランの肉料理などでよく出てくるフォアグラ。その作り方について、どこまでご存知ですか?
※本記事には、残酷な描写が含まれます。
フォアグラは、カモやガチョウの脂肪肝です。
普通の肝臓ではなく、脂肪をたっぷりつけ「させた」肝臓です。
どのようにしてカモやガチョウの肝臓を太らせているかについて、アニマルライツセンターのホームページでは、次のように説明しています。
育成期間が終わった後、金網の床のケージに10日間閉じ込められる。そして1日に2回、強制給餌=ガバージュが行われる。カモたちが逃げて捕まえるのに時間がかかるのを避けるため、可動式抑圧機が降りてきて、カモたちを押さえつけ動きを封じる。首を掴まれて学生見習いによって空圧ポンプで動く給餌器のパイプを喉に差し入れ、給餌する。押さえつけていても、強制給餌中にアヒルを捕まえるのに苦労している学生が見られる。
食べすぎによる栄養過多になり息があらくなり、死亡率も高い。
このような、命を「モノ」としてしか見ない方法により、フォアグラは「製造」されています。
世界では、動物の強制給餌を禁止している国や地域もあり、ニューヨーク市でも、2019年10月にフォアグラの提供を禁止する条例が可決されました。
日本では、あまりフォアグラに関する議論は聞きませんが、自分が口にするものが、どのように作られ、管理され、食卓に届いているのか、一度考えてみましょう。
知ることが、エシカルな消費の第一歩です。

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